賃貸物件に住んでいると思いも寄らないトラブルに見舞われることがあります。予期せぬトラブルに遭ってしまった際の対応について、年間200件以上の不動産賃貸借契約を見届けてきた私がご紹介します!

今回取り上げるのはエアコンのトラブルについてです!

1.冷えない!温まらない!
エアコンが故障したときの対応は?

猛暑と厳しい寒さが交互にやってくる日本ではエアコンはもはや生活の中で欠かせないものとなっていますよね。そんなエアコンをいざ使おうというときに壊れてしまっていたとなると、生死に関わる問題となります。

エアコンが故障したときの対応をまとめました!

1-1.そのエアコンは誰のエアコン?

故障したエアコンの所有者はいったい誰のものなのか。
このことは今後のエアコンの修理に向けてとても重要なことです。最近の賃貸物件ではエアコンが最初から付いている事も多いのですが、このエアコンの所有者について皆さん気にしたことはありますか?

そんなの大家さんのものだろ!?

そんな声か聞こえてきそうですね。
確かに基本的には大家さんの所有物であることが多いですが、賃貸契約書を見ると『エアコンは差し上げます』とか『エアコンはサービス品です』という旨の特約がこっそり書いてあることがあります。この文言が書いてある場合、エアコンの持ち主は入居者になっている場合があります

その場合、大家さんはエアコンについて修理する義務を負わないので、残念ながら入居者が自分で何とかしなければならないと思ったほうがいいでしょう。

1-2.エアコンの所有者が大家さんだったとき

とはいっても、エアコンの所有者については大家さんであることが非常に多いです。その場合、お住まいの賃貸物件に管理会社があるときはひとまず管理会社に連絡をしましょう。管理会社の連絡先は契約時に宅地建物取引士に説明してもらった『重要事項証明書』という書類に書いてあることが多いので、チェックしてみましょう。

2-1.管理会社に電話しよう!

電話をするときは、事前に以下の内容について伝えられるようにしておきましょう。

管理会社に伝えたいリスト
エアコンの品番
エアコンの型番
エアコンの製造年月日
エアコンの症状の詳細
→どのエアコンが
→いつから
→(どこが)
→どのようになっている
これらの点さえ伝えれば、エアコンの不具合をより早く解消できる可能性がありますので、ぜひぜひ把握しておくようにしましょう!

2-2.管理会社に連絡したあとは?

さて管理会社に連絡したわけですが、その後はどうすればいいのでしょうか?残念ながら、基本的には『待つ』ことになります。入居者からの連絡を受けた管理会社は、以下のような対応を取ります。

➀エアコンのメーカー補修を手配する。
→最も解決が早い方法。大家さんと連携が図れているいい管理会社と言っていいでしょう。

➁下請けの業者に点検させる。
→➀の次に解決が早くなる傾向があります。熟練の職人さんであれば、その場で直してくれる可能性もあります。

➂オーナーにひとまず報告する。
→最も時間がかかる可能性があるパターンですが、大家さん次第では瞬時に対応してくれる場合もあります。この方法が最も補修費が安く抑えられるため、個人大家さんに多く見受けられます。

なお、多くの場合は2回業者が来ることになります。
1回目は原因を探るための訪問です。この時点では原因が定かではないため、業者も故障している部品を持ち合わせていないことが多いわけです。そして2回目の訪問で該当部品を持ってきて施工する、という流れになります。
もし、最初の電話で入居者が管理会社に正しく情報を伝えることができれば、1回目の訪問から適切な部品を持ってきてくれる可能性が高くなるわけです!そのため、最初の連絡がとても重要なんですよ☆

2-3.エアコンはすぐには治らないの?

残念ながらいずれの方法でも、入居者側からすれば『待つ』形になってしまいます。エアコンの撤去、新設作業に早くても1週間くらいはかかると見たほうがよいでしょう。
エアコンが使えない生活は苦しいですが、管理会社と大家さんにできるだけ早い対応をお願いするしかない、と考えたほうが良いでしょう。

また、部品によっては代替品での対応が難しく、製造しているメーカーから直接購入する必要があるケースも考えられます。多くの工場は土日祝は休業となりますので、その間はどうしても部品が手に入らないことも考えられますね。

2-4.そんなの待てない!一刻も早く治すには?

そんなことは言ってもすぐにでもエアコンを治したい!そんな方もいらっしゃるとは思います。
あえて言いますが、原則は管理会社の対応を待った方が絶対に良いです。

管理会社もしくは大家さんが指定した業者ではなく、入居者が勝手に手配した工事業者が施工を失敗してしまった場合、入居者にも責任が及ぶ可能性が高いです。なので、あまりおすすめはしないです。

もしどうしても早く対応したいのであれば、最初に管理会社に連絡するときに、緊急性の高い案件だと必死にアピールしてください。きっと出来うる限りの対応を取ってくれると信じて、待ちましょう。

2-4.エアコントラブルを未然に防ぐには?

さぁ皆さん。例年のような猛暑の中で過ごすのなんてまっぴらごめんですよね。しかも、これまでの記事を読んでくださった方はご理解いただけていると思いますが、エアコンの故障が判明しても、すぐにエアコンが使えるようになるとは限りません。

そのため、事前にエアコンの故障リスクを把握しておきましょう。確認項目は以下の通りです。

➀製造年月日
→エアコンの耐用年数はだいたい10年ちょっとと言われています。だいたい15年くらいになると寿命を迎える傾向にあるので、まずはお部屋の中のエアコンを見てみましょう!

➁使いたい季節に入る前に一度つけてみる
→面倒ではありますが、本当に使いたい時期になる前に一度作動させてみましょう。故障したエアコンらそもそも全く動かなかったり、送風はあるけど温かくも涼しくもならない等、何らかの症状を抱えています。

この2点について意識することで、本当に使いたい時期にエアコントラブルに見舞われる可能性はグッと減るはずです!ぜひ参考にしてみてください!

まとめ

いかがでしたか?
『エアコンが壊れる』というのは一大事ではありますが、賃貸物件に住んでいる以上は、基本的には『待ち』の姿勢でいる必要があります。入居者自身で事前に確認できる部分もあるので、しっかりと対策をしていくことが大事なのかもしれませんね。